配偶者暴力相談支援センター-DVと認定を受けるために
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配偶者暴力相談支援センターというのは、そのまま名称として存在するのではなく、DVに対して相談できる機能を持った窓口の総称です。
都道府県には設置が義務付けられ、市町村には設置の努力義務があります。
これまでは、女性の悩みとして婦人相談所のような公的な窓口が存在し、配偶者暴力相談支援センターとしての機能を婦人相談所がそのまま引き継いでいることも多くあります。
どのような窓口が担当しているかは、役所に聞けば教えてくれるので、DVの相談をしたい時には聞いてみましょう。
配偶者暴力相談支援センターでは、DVに関する相談(カウンセリング)や相談機関の紹介、一時的な保護(身の危険が迫っている時)と保護してもらえる施設の情報提供、被害者が自立するための支援と情報提供などを受けられます。
DVをする夫に対して何かしてもらえないのかと思うかもしれませんが、それは配偶者暴力相談支援センターとしての役目ではありません。
少なくとも確実に言えるのは、DVの相談が保護命令を裁判所から出してもらう際の要件になることです。
ですから、最終的に夫と離婚するための前段階として、配偶者暴力相談支援センターを活用することが無駄になることはないでしょう。
相談しているという既成事実は、調停や裁判といった裁判所が関係してくる段階になると、大きな影響を与えることは間違いありません。