浮気調査はどうして高いのか?
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浮気調査で一番話題になりやすいのが、その費用の高さで、数日でサラリーマンの月給くらいの金額を請求されることも普通にあります。
浮気調査で必要なのは、尾行、張り込み、聞き込み、映像や写真の撮影という内容であることは、誰でも想像がつきますよね。
浮気調査は秘密裏に行うので、調査されていることを相手に知られてしまうようでは話になりません。
そのため、積極的に動くのではなく、相手が動くのをじっと待つ張り込みが、最も多くの時間を占めるとされています。
また、1人ではずっとマークしているのが事実上不可能なので、浮気調査は複数人で行うほうが効率も成果も良く、人件費はそれだけ増えていきます。
尾行についても、徒歩から電車になったり、車で行ったりと場合によって様々なので、車両代として発生する費用も当然請求されます。
例えば浮気調査を依頼して、夫の勤務先から尾行を開始し、夫が女性と待ち合わせて食事をしました。
それだけで浮気調査が終了するはずもないので、調査員は食事が終わるのをひたすら待ちます。
食事が終わると、夫は女性と別れてお酒を飲みに行ってしまいました。
お酒を飲んでそのまま自宅に帰宅するのか、女性の家に行くのかはもちろんわからないので、調査員は更に待ちます。
そして、まっすぐ自宅に帰宅してしまうと浮気調査になりませんから、その日はそれで終了です。
その間6時間としましょう。女性と食事をしたという以外に全く成果がない調査ですが、調査員は確実に仕事をしています。
そして次の日もその次の日も、浮気調査として十分な報告ができるだけの情報が得られるまで繰り返されます。
運よく次の日に女性の家に行ったりホテルに行ってくれれば、浮気調査としての成果になりますが、どうするかわからない行動を追いかけるのは無駄な部分があまりにも多く、浮気調査というのはほとんどが人件費です。
調査対象がいつ行動するかわからないので、張り込みをしていてもずっと目が離せず、出かけたら追いかけていく必要があります。
その行動の中で証拠にできるシャッターチャンスはごくわずかで、常に相手の行動と撮影の準備を怠らずに見張り続けるという作業になります。
こうした特殊な調査なので、浮気調査の場合には、一般に考える人件費よりも相当な高額になっています。
それでも調査を依頼する人が多いのは、探偵や興信所のような専門にしているところでなければ、現実的に行うことが難しいという証拠でしょう。
自分で浮気調査を行うのは時間的にも難しく、人数を揃えるのも難しいということです。