裁判は女性が有利？－有利な離婚裁判

男女平等が声高に叫ばれて久しいですが、実社会において女性が男性と同じ待遇を受けているとは到底思えない状況が、数多くあります。
しかし、離婚裁判に関していうなら、その流れは明らかに変わってきており、それは女性への弁護に対する努力の成果であると考えられます。

例えば、現在において財産分与は、基本的に50％が原則になりつつあります。
以前は女性が不利な割合になることは当たり前にあったので、それだけでも家庭における女性の地位は向上しました。

また、親権については、時代が変わっても女性優位であるのは誰も否定できないでしょう。
財産分与という金銭的な面で五分五分の状況と、親権が女性に有利である実状を考えると、離婚裁判全体において女性が有利な傾向を示しています。
最近問題視されているDVは、被害者として女性を想定している流れがありますし、「女性は肉体的にも経済的にも弱いもの」という意識は消えていません。

要するに、女性のほうが潜在的に離婚裁判で有利な側面があって、男性側から慰謝料を請求する訴えが少ないことを考えても、現代では女性のほうが裁判で勝ちやすいと考えられます。
だからといって、裁判をしたら何でも勝てるということではないので、有利な局面を更に有利に持っていくためにどうするか考えましょう。