親権で家庭裁判所が見るポイント-子供の意向と属性
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家庭裁判所は、親についての多くの事実と、親権争いに至る背景を注意深く分析し、子供に不利益を与えないようにする責務を負っていますが、親権者を決めるにあたり子供本人の意向と属性いうのは、場合によっては決定的とも言えるほどに大切です。
15歳未満の子供では、判断能力の関係から子供の意向は100%取り入れられるとも限りませんが、それでも年齢にかかわらず子供が「どちらの方がいい」と考えている場合は、そもそも子供のために親権者を決める性質上、基本的に尊重されるのは間違いありません。
そして、子供が幼ければ幼いほど一般的に母親の影響と存在が大きく、母親と暮らしたいという意向を示す子供が多いでしょう。
その点だけでもあなたに非常に有利ですから、子供にそう言わせる生活を送っていれば、親権者はあなたになる可能性が非常に高くなります。
ただし、子供の心理は複雑で表情や話す内容だけで掴みきれないものです。
精神的に成熟が早い子供の場合、既に状況を理解し、大人を気遣って真意と違う言葉を発することは良くあります。
そのため、普段から子供とコミュニケーションを取って、子供の意思を常に把握しておくことは、あなたにとって良い結果を生み出すと考えられます。