調停の流れ 1-申し立て(非開示の希望に関する申出書)

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調停の流れ 1-申し立て(非開示の希望に関する申出書)

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調停の申立書以外で、家庭裁判所が用意している書類や、調停のために必要な書類において、相手方に開示して欲しくない書類があるときに提出するのが、非開示の希望に関する申出書です。

非開示の希望に関する申出書を使わなくても、提出書類に記載された調停と無関係な情報は、黒く塗りつぶすなどして提出できます。

しかし、家庭裁判所に伝えなくてはならない情報は、塗りつぶさずに非開示の希望に関する申出書を添付して提出しなくてはなりません。

この申出書は、非開示にしたい書類1つにつき、1枚をその書類にホチキスでとめるルールです。

一部だけを非開示にしたいときは、非開示にしたい書類にマーキングするなどして容易にわかるようにしておきます。

なお、非開示の希望に関する申出書は絶対的なものではなく、裁判官が許可すれば相手方に開示される可能性もあります。

事情があって非開示を希望するので、開示される可能性は低いとしても、ゼロではないとだけ知っておきましょう。

もし、非開示の希望に関する申出書を添付しないと、非開示の希望がなかったとされるため、より開示される可能性が高くなります。