ハローワーク

ハローワークは一般に認知されていますが、マザーズハローワークという言葉を聞いたことがあるでしょうか？

就職を希望する全員を対象とするハローワークに対し、マザーズハローワークは、子育てをする親のために作られた、専門のハローワークです。

平成27年4月現在で、全国に180ヶ所あり、各都道府県の主要都市に存在します。

マザーズハローワークとして独立しておらず、ハローワークにマザーズコーナーを設けている例もありますが、どちらも就職支援を目的とする点に違いはありません。

子育てをしながら働きたい人であれば、男性女性問わず利用できます。

マザーズハローワークの特徴は、子連れでも利用しやすいように、授乳室やキッズコーナー（子供の遊び場）が用意されていることです。

パソコン検索や就職相談においても、チャイルドシートやベビーカーを置くスペースを確保しています。

また、担当者制での個別相談（予約制）にも対応しており、一般のハローワークとは異なる就職支援が行われています。

模擬面接や資格取得へのアドバイスなど、就職に関する多方面のサポートが受けられるようになっています。

このような環境が整えられているのは、男女の雇用格差や賃金格差を是正する意味もありますが、実際には女性が就職面で不利なのはどうしても否定できません。

さらに、子育てをしながら就職する女性にとって、社会は優しくないでしょう。

厚生労働省は、ハローワーク以外にも、母子家庭や父子家庭への支援制度を強化しており、あなたが就職を希望しているのなら、積極的に制度を活用するべきです。